Camera
2012.04.19 Thursday
デジタルカメラの普及で、写真アートの評価ががらりと変わった。
数年前に木村伊兵衛氏のオリジナルプリント展が銀座で開かれた。
ほとんどがデジタルに興しての作品だった。
いくらプリンターのインクが素晴らしいと説かれても、氏がバライタ紙でプリントした写真にはとうてい足下にもおよばない。
私が所有する木村氏のオリジナルプリントと同じ写真が展示されていた。
見ているだけで情けなくなった。
カメラを介してのフォトアートは、これからどういう道をたどるのだろうか。
万人が所有するデジタルカメラに危惧の念を抱いた。
版画アート、シルクスクリーン、リトグラフは世界でも評価を得ている。
カメラとフィルムを介してのフォトアートと
デジタルのフォトアート
化学作用で作られる暗室アートと
プリンターとインクで作られるアート
ギャラリーのオーナーとしても凄く悩むところです。
カメラを使っての芸術は同じなのだが、、、、、、、
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