1972年

film_01.jpg 大学の夏休みを利用して中国を旅した。 思えば文革のまっただ中。写真を撮りに行きたいという要望が通り 中国側の厳しい管理のもと撮影が許された。 いまの北朝鮮よりも、もっとひどい規制を受けていた。 むやみやたらとシャッターは切らない条件だった。 人民公社に連れて行かれて、「はい、ここは撮ってください」 と、明らかにお洒落をしている工場で働く人たちを撮らされた。しかも全員満面の笑みだ。 当時としては仕方なかったことだと思う。 中国語が喋れるので、やたらと警戒されたようだ。 大河の流れと、大地の風にだけ心が和らいだ。 ふと、屈原の離騒が頭によぎった。 国を憂いながら入水自殺した屈原、その命日が端午の節であったと伝えられている。
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