同窓会

18才のときに神戸を離れて37年。両親の病気と介護で戻ってきたのが3年前。 幼い頃の神戸の街と、いまの街はまったく雰囲気がちがうのに戸惑っている。 国際都市でエキゾチックなしずかな雰囲気が昔はあった。 いまは、なんだか街の存在があやふやで、情けなく悲しい思いがする。 中学を卒業して、懐かしい顔がよみがえってきた。 楽しく歓談し、酒を酌み交わして昔話に花が咲く。おとなしく静かなはずの幼なじみが、よく喋って場を賑わしていたことに驚きを感じた。 ただ残念なことに、僕と仲が良かった女性の姿はなく、ずいぶん前に病気で亡くなったことを知らされた。 東京の大学に行くまえに「必ず迎えにくる」と言った言葉が蘇る。 楽しくもあり、哀しみも多かった会であった。 彼女にもらった青白玉の龍は、いまもお守り代わりに身につけている。
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